エクセル・〈コピペのみ〉受取手形の支払期日を計算する

受取手形の支払期日を計算する数式を紹介します。

締日、支払サイト、回収サイトなどから計算できるので、計算ミスの防止や時短に繋がります。

手形の支払期日。指折り数える分には簡単なのですが、式を組むとなるとものすごく複雑です。

YAHOO!知恵袋などネット上の質問コーナーにも、支払期日や手形期日の計算について質問が投稿されていますが、手形実務を経験していないと、質問の意図が分かりにくいようで、なかなか的確なアンサーがありません

コピペのみで使える式を紹介します。

手形サイトなどの取引条件から手形の支払期日を計算する

目次

支払期日について

支払期日とは

会社と会社が売り買いを始める時、基本的には売買契約を結びます。その売買契約には支払条件についても記載されます。

例えば、

  • 毎月末日で締めて翌月末日に支払う(末日締め翌末日支払い)
  • 毎月20日で締めて翌々月20日に支払う(20日締め翌々20日支払い)

などです。

そしてそこには、支払方法も「振込」や「手形」などと記載されます。

手形の場合はさらに手形サイトがあり、「締日起算90日後」や「支払日起算100日後」などと記載されます。これをもとに手形を振り出す際の支払期日が決まります。

支払期日を計算するとは

さて、いよいよ本題の支払期日の計算です。

もし単純に締日に対して手形サイト日数を足すだけであれば、簡単ですよね。

1/31締 サイト30日 →3/2(閏年であれば3/1)
3/20締 サイト30日 →4/19
6/20締 サイト30日 →7/20

エクセルの式についても、”=「締日」+「手形サイト」”で終わりです。

でもこれでは実務が煩雑すぎるんです。キャッシュフローが大変なんです。

そのため、ほとんどが1か月を30日として計算します。先ほどの例でいうと

1/31締 サイト30日 →2/28(閏年であれば2/29)
3/20締 サイト30日 →4/20
6/20締 サイト30日 →7/20

といった具合にすっきりします。

その結果として、手形期日の計算が複雑になります。冒頭のように、指を折って計算するのなら簡単ですが、式を組むとなるとかなり手ごわいです。

ではやってみましょう!

締日付と手形サイトから手形期日を計算する

C2の式

+IF(DAY(A2+1)=1,EOMONTH(A2,QUOTIENT(B2,30))+MOD(B2,30),EOMONTH(EOMONTH(A2,-1),QUOTIENT((DAY(A2)+B2),30))+MOD(DAY(A2)+B2,30))

式の解説

  • 締日が月末の場合
    ①サイトを30で割った商
    ②サイトを30で割った余り
    ③締日から起算して、①ヶ月+②
  • 締日が月末以外の場合
    ④「締日月初から締日までの日数」とサイトの合計を30で割った商
    ⑤「締日月初から締日までの日数」とサイトの合計を30で割った余り
    ⑥締日の前月末から起算して、④ヶ月+⑤

取引条件から手形期日を計算する

(A列)締日:毎月の締め日付け(月末を99とする)
(B列)サイト:締日から起算して何日後の手形期日を条件とするか(1ヶ月を30日とする)
(C列)支払月・支払日:締日から何ヶ月後の何日に手形を振り出してもらうか(手形入金日)

E2の式(取引条件から締日付を計算する)

+IF(A2=99,DATE(YEAR(NOW()),MONTH(NOW())-C2+1,0),DATE(YEAR(NOW()),MONTH(NOW())-C2,A2))

解説

  • 締日が月末の場合
    ①今日から(支払月)ヶ月前の月
  • 締日が月末以外の場合
    ②今日から(支払月)ヶ月前の(A列)の日

F2の式(計算した締日付から支払期日を計算する

+IF(A2=99,EOMONTH(E2,QUOTIENT(B2,30))+MOD(B2,30),EOMONTH(EOMONTH(E2,-1),QUOTIENT((A2+B2),30))+MOD(A2+B2,30))

F列にE列の式を組み込む場合のF2の式

+IF(A2=99,EOMONTH(DATE(YEAR(NOW()),MONTH(NOW())-C2+1,0),QUOTIENT(B2,30))+MOD(B2,30),EOMONTH(EOMONTH(DATE(YEAR(NOW()),MONTH(NOW())-C2,A2),-1),QUOTIENT((A2+B2),30))+MOD(A2+B2,30))

ただし全ての計算式において、締日、手形期日ともに「月末の1日前」という条件は対応不可。

手形期日の計算式の紹介でした。

VBAはこちら↓↓↓

ユーザー定義関数はこちら↓↓↓

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この記事を書いた人

子育てに奮闘しながらも、再びガッツリ走り込める日を夢見るフルタイム会社員。

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